第4話|「この橋、世界一長い?」AIに聞きながらマカオへ

3人目はAI

香港国際空港からバスに乗り、マカオへ向かった。

今回の旅では、香港に到着したその日にマカオへ立ち寄ることにしていた。

バスが走り出してしばらくすると、車窓の向こうに海が広がった。

そして、その海の上をどこまでも続いていく橋。

港珠澳大橋(こうじゅおうたいきょう)。

あまりにも長い。

そこで、ふと思った。

「マカオに行くこの橋は、世界一長い?」

ノアに聞いてみた。

ノアによると、港珠澳大橋は橋・海底トンネル・人工島を合わせて全長約55km。

「橋だけ」で世界一というわけではないけれど、世界最大級の海上交通インフラなのだという。

へぇ〜。

こういう疑問って、わざわざ後で調べようと思っても、たぶん忘れてしまう。

でも、目の前の景色を見て、

「あれって何?」

と思った瞬間に聞ける。

旅先でのAIって、こういう使い方もあるんだなと思った。

車窓からの景色を眺めながら約30分。

マカオに到着した。

マカオ滞在は約5時間

マカオでは入境審査があったものの、いたってあっさり。

ここから約5時間、マカオを散策する。

まず目指すのは、

聖ポール天主堂跡。

Googleマップで調べると、ローカルバスの「101X」で行けるらしい。

乗り場へ行くと……

本当に101、いた(笑)。

ローカルバスに乗って、聖ポール天主堂跡の近くへ向かう。

バスの中もなかなかの混雑。

そして想定はしていたけれど、

マカオは、とにかく暑かった。

しかも今回は香港国際空港からそのままマカオへ来ているので、荷物は全部リュックの中。

それを背負ったままの街歩きは、正直かなりきつかった。

路地を抜けると、あの景色があった

バスを降りて、街を歩く。

壁画アートがあったり、昔ながらの建物が残っていたり。

観光地だけではない、マカオの普通の街を歩いていく。

そんなローカルな雰囲気のある路地を抜けると――

突然、あの有名な景色が現れた。

聖ポール天主堂跡。

そして……

人、多っ!

日本人観光客はあまり見かけなかったけれど、とにかくたくさんの人。

バスも混んでいたけれど、ここも大混雑。

やっぱりマカオを代表する人気観光地なんだなぁ、と実感した。

でも、実際に来てみて私が驚いたのは、聖ポール天主堂跡そのものだけではなかった。

ガイドブックでは分からなかった景色

聖ポール天主堂跡といえば、私の中では、

「あの大きな壁が残っている場所」

というイメージだった。

ところが実際に歩いてみると、その周辺にはお土産屋さんやレストランがぎっしり。

こんなに賑やかな商店街の中にあるんだ!

これは、ガイドブックや写真を見ているだけでは分からなかった。

もちろん事前にたくさん調べてきた。

写真だって何度も見ていた。

それでも、実際にその場所に立って初めて知る景色がある。

こういう瞬間があるから、やっぱり旅は面白い。

マカオに来たなら、エッグタルト

そして、マカオで食べておきたかったものがある。

エッグタルト。

向かったのは、Margaret’s Café e Nata。

そして念願の――

焼き色のついたカスタードに、サクサクの生地。

これは……

うまい。たまご感強いが。

暑い。

リュックは重い。

でも、おいしいものを食べると復活する(笑)。

これも旅である。

次は、もうひとつのマカオへ

聖ポール天主堂跡周辺を楽しんだあとは、バスでコタイ地区へ移動した。

ザ・ロンドナー・マカオ、そしてベネチアンへ。

さっきまで歩いていた歴史ある街並みから一転。

今度は巨大なホテルが並ぶ、きらびやかなマカオへ。

その様子は、約50秒の動画で。

本当はベネチアンのゴンドラを見たかった。

でも……

広すぎて、場所が分からない(笑)。

探しているうちに時間もなくなり、今回は断念。

そして、そろそろお腹もすいてきた。

レストランのメニューを見てみると……

高い。

ほかも見る。

やっぱり高い(笑)。

ということで、ここでの食事はあきらめ、タイパ・フェリーターミナルへ向かった。

約5時間のマカオ散策、終了

タイパ・フェリーターミナルのフードコートまで来ると、ようやくホッとする価格帯になった。

ここで遅めのランチ。

香港国際空港から港珠澳大橋を渡り、

ローカルバスに乗って、

聖ポール天主堂跡を歩いて、

エッグタルトを食べて、

コタイ地区まで。

約5時間のマカオ散策は、これで終了。

帰りは赤いジェットフォイルに乗って、香港・上環へ向かう。

朝、香港国際空港に着いたばかりなのに、もうずいぶん旅をしたような気がする。

そしてこの日、ノアに聞いたのは、

「この橋、世界一長い?」

そんな、ちょっとした疑問だった。

何でもAIに聞いて旅をするわけじゃない。

Googleマップで調べることもあるし、自分たちで歩いて探すこともある。

そして、目の前の景色を見て気になったことを、ノアに聞くこともある。

そんな距離感が、少しずつ私たちの旅の普通になっていった。

マカオを離れ、船は香港へ。

次はいよいよ――

西貢へ向かう。

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